公務員の方のもとには、共済組合から毎年、年金払い退職給付についての「給付算定基礎額残高通知書」が届きますが、「数字が多すぎて、どこを見たら良いか分からないし、結局いくらもらえるのかが知らない」という声をよく耳にします。
このページの計算ツールを使えば、ハガキの数字を2か所転記するだけで、将来の受取額の目安を簡単に確認できます。
先に年金払い退職給付について詳しく知りたい方は、こちらのコラムへどうぞ。
受け取り方は「終身年金」+「選べる有期部分」
積み立てた原資は、半分が生涯受け取れる「終身年金」に、残り半分が「有期部分」になります。有期部分は「20年年金・10年年金・一時金」の3つから1つを選ぶ仕組みです。受給開始は原則65歳で、60歳までの繰上げ・75歳までの繰下げも選べます。
どの受け取り方を選んでも、終身年金は必ずセットで付いてきます。本ツールでは、「終身+一時金」「終身+10年年金」「終身+20年年金」の3つをプランA・B・Cとして、それぞれ「いつからいつまで、いくら受け取れるか」を見比べられるように表示します。
用意するものは、毎年届くハガキ1枚
使うのは「給付算定基礎額残高通知書」の2か所だけです。
「給付算定基礎額等合計」
「年金払い退職給付加入期間」
の数字を、お手元のハガキからそのまま転記してください。
使い方(3ステップ)
- STEP1:ハガキの「給付算定基礎額等合計」と「年金払い退職給付加入期間」の数字を水色のセルに転記します。
- STEP2(任意):これからも働く方は、退職までの予想平均年収と残りの加入期間を入力します。今年で退職する方は入力不要です。
- STEP3:受給開始年齢を選んで「受取額を計算する」ボタンを押します。
※空欄のまま計算すると、モデルケース(制度開始の平成27年10月から加入し、令和9年3月に定年退職する方)の数値で試算されます。まずはそのままボタンを押して、動きを確かめてみるのもおすすめです。
一時金と年金では税金の扱いが違うなど、いくつか注意点もあります。計算結果の下のポイント一覧にまとめていますので、ぜひ目を通してください。それでは、ハガキを手元に試してみましょう。
月
月
受け取り方は、次の3つのプランから1つを選びます(どのプランにも終身年金が含まれています)
▼ 内訳
| 受け取り方 | 年額 | 隔月 (偶数月) |
受取総額 (単純合計) |
|---|---|---|---|
| 終身年金 (全プラン共通・生涯) |
- | - | -(生涯) |
| A 一時金 | - | - | - |
| B 10年年金 | - | - | - |
| C 20年年金 | - | - | - |
※隔月(偶数月)の金額は年額の6分の1の概算です(実際の支払いは2月・4月・6月・8月・10月・12月に前月までの2か月分)。年金額は毎年10月に改定されます。
加入期間が10年未満だと、年金の原資に使える割合が「2分の1」から「4分の1」に下がります。あと少しで10年に届く方は、退職時期の検討材料になります。
一時金は「退職所得」(退職金と合算されるため控除枠の使い方に注意)、年金受取は「雑所得」(公的年金等控除の対象)になります。額面では年金受取が有利に見えても、手取りでは逆転することがあります。
退職金の手取額については【計算ツール】退職所得と税金〔退職金の手取り〕で計算できます。
受給開始年齢を変えると、終身部分は年齢ごとの「現価率」を通じて年金額が増減します。有期部分(10年・20年)の年額は開始年齢による変化はありません。
終身年金は本人が亡くなると終了します。有期年金は残りの期間分が、ご遺族に一時金として支給されます。
※ この記事の情報は地方公務員共済組合連合会HPおよび公立学校共済HPを参考に、2026/8/1時点の法令等に基づき作成しています。
※ 記事の内容の正確性には配慮していますが、内容の誤り・データ更新の遅れなどにより損害が発生した場合でも、当社は一切の責任を負いかねますのでご注意ください。
※ 計算システムのエラーや表記間違いなどに気付かれた方は、info@hacolife.com までお知らせ下さい。修正が必要な内容を報告いただいた方には粗品を送らせていただきます。
投稿者について

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高校中退・元公務員・MENSA会員・着物のファイナンシャルプランナー。
1500名を超える圧倒的なコンサル経験と、理論に裏打ちされた「当たり前ではないアドバイス」を得意としている。











